三茶歯科に新たに導入した検査機器の紹介です。
特に高齢の方に見られる口腔機能の低下。
歯の本数が減ったり、入れ歯が合っていなかったり、筋力の低下や顎関節が思うように動かなかったりして以前のように噛めない。
加齢に伴う体の変化によって噛む能力はどうしても衰えてしまう。
これが低栄養に繋がり、寝たきりや要介護状態へ進行してしまうことになりかねませんから、自分の状態を知り改善の努力をして健康寿命を延ばしたいところです。
今回導入したグルコセンサーという機械は、一定時間グミを噛んでもらいその中のグルコース(ブドウ糖)がどれだけ溶けているかを検出するものです。
正常値が200〜250くらいで、100を下回ると「咀嚼機能低下」という状態の可能性があります。
試しに私がやってみたところ260くらいでしたので問題ないということが分かりました。
スタッフのひとり(20代女性)は100ちょっとしかなく、矯正治療のやり直しを決意したそうです。
このように若い方でも、噛み合わせが悪ければ噛み砕く能力が低く食べ物を細かくできずに飲み込むと、咽頭、食道、胃、腸への負担が増えてしまいます。
つまり、噛む能力の低下は全身へ影響しやすいと言えます。
現状を知るために検査をし、必要ならば改善する努力が必要かもしれません。
また、矯正、入れ歯、ブリッジ、インプラントなど大がかりな治療の前後の数値を比べると、違いが分かりやすいと思います。
何でもよく噛めることは健康寿命が延びることに繋がります!
院長 佐野