歯科業界にもデジタル化の波が進んで来ております。
歯科医院で行う型取りって、柔らかい粘土のようなものが入ったトレーを噛まされて数分待たされるのが従来の方法で、経験ある方も多いと思われます。
中には途中で気持ち悪くなってオエっとなってしまう方もいますよね。
最近はこの方法ではなく、口腔内スキャナー(Intra Oral Scanner;IOS)という機器で撮影することで型取りができる方法が普及してきました(現時点で全歯科医院の20%程度)。
三茶歯科でも数年間どのメーカーの口腔内スキャナーにするか迷っていたのですがようやく導入しました。
この方法によるメリットはたくさんあります。
・気持ち悪くなりづらい。
・場合によって時間が短く済む。
・もしも失敗した際にやり直しが容易。
・撮影した画像を患者さまにもすぐに見てもらえる。スマホで共有も可能。
・粘土のような物や模型を作るための石膏が不要になり環境にも現場にもやさしい。
・模型がないので技工所(ラボ)に配送不要になるため物流問題にも貢献できる。
などなど。
ただし、今の所は全てのケースで使えるわけではないので、従来の方法と併用していく形になります。