昨日3月17日は誠に勝手ながら休診日とさせて頂き、講習会に参加してきました。
「5-D Japan」というスタディーグループの10周年記念大会が六本木のミッドタウンで行われました。
たくさんの発表があったのですが、私はスイスのUeli Grunder先生とFrancesca Vailati先生のお話を聞きました。
Grunder先生は、特に前歯のインプラントにおいて、人工骨や患者さん自身の骨や上あごの歯ぐきの移植などを行い、最終的な見た目の良さを獲得するためのテクニックをレクチャーして頂きました。インプラントは骨のある所に入れるものですが、それだけだと歯の部分が大きくなって隣の歯と不揃いになってしまったり、歯と歯ぐきの間の隙間が目立ったりしてしまうことが起こりやすいのです。そういう心配を解消するために、インプラントを入れる前の診査の時点でできる限りの方法を検討し、最終的な結果をよくするための方法を学べました。
Vailati先生は、全体の歯が高度に擦り減ったり、酸で溶けてしまっている状態に対して、なるべく少ない侵襲と回数で、かつ患者さんの費用負担を抑える新しいテクニックをお話しされました。
私たちも今後さらに日々の診療の中で、なるべく歯を削らずに少ない回数で済み、かつ患者さんの費用負担を減らせるように工夫していきます。